(読書メモ) 「そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還」
「そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還」という本を読んで色々考えさせられました。
南極横断を目指すのだけど、大陸到達すらかなわず、逆に1年以上も漂流…。
しかし、南極の過酷な環境の中にあって、全員生き延びたという奇跡!
記録をもとしたドキュメンタリータッチなので、ドキドキ感・臨場感はやや抑えめですが、
それでも十分おもしろいです。
第一次世界大戦の頃の話だから、相当、昔の話。20世紀初頭の話ですねぇ。
プロジェクトチームを率いるPMとしての観点で色々と示唆をもらいました。
そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還
●読書メモ
とりあえず目的地が決めれば、それで十分だ。そこに着いたら、次のステップを考えればよい。
生きのびたければ身軽になれ。非情になって物への愛着を断ち切れ。そして装備ではなく自分自身の野性を信じろ。シャクルトンはその場その場でしなやかに対応するというのを信条としている。あらゆる緊急事態に備えて、重い荷物をかついでいくのはおろかなことだ…。
それでもコックは陽気さを保っていた。
みんなは生きている。それに比べたら汚いことが何だというのだ。
つけたした板の継ぎ目には、マフラーをほどいた毛糸を詰めた。詰めた毛糸を固めるために、画家の油絵の具を上から塗りこめた。彼の工夫は賞賛に値した。
#ありあわせで目的を達成してしまう
不必要な危険を嫌い、考えなしのおふざけには断固反対した。
目に見えるきずな
生きのびるためにはお互いに協力する以外、道はないことを全員にはっきりと思い起こさせた。
全員が団結していてさえ、生きのびる可能性はほんのわずかなのだ。
#余裕のあるうちに先手を打っていく。
いかなる時にもユーモアを。
士気を保つためにうわべは平静をよそおった。「隊長はいつも快活で、あの人といると元気が出た。オレたちはやってみせる、ここから絶対脱出するぞっていう、そんな気になれた」誰一人、ボスの心痛には気付いていなかった。
クロノメーターというイノベーション
そのときが来たらいつでも船出できるように、準備にぬかりがあってはならない。
#人は生きる空しさから逃げるために忙しくする。人との豊かな関係が、豊かな人生を運んでくれる。
緊急事態に備えての訓練は十分積んでいたので、各自とるべき行動がわかっていた。
鳥がいるということは近くに氷のない海があるということだ。氷の割れ目でクラゲを見つけたが、これも海が近いしるし。
#兆候、印に気付く。
シャクルトンは最後まで残って全員が安全に渡り終えたのを確認した。
大きな問題をかかえ、寝ることもできなかったにもかかわらず、隊員一同機嫌がよかった。長いこと待たされたあげく、やっと行動に移れたからだ。…これまでは自分たちにできることは何一つなかった。それが今では、自分たちのために力をふりしぼって動いている。…希望にあふれ楽観的。
誰か一人が特に具合が悪そうになると、ボスは全員に熱いミルクを飲むように命じた。そうすればボスが熱い飲み物を本当に飲ませたい一人が休憩は自分のためだと気付かずにすむし、結局全員が、温かさと栄養を必要としていたのだ。
陸が近いしるしだった。みんなが歓声をあげた。
#しるしをみつける
苦も楽も平然と受け止め、決してくじけることのない、陽気な心に幸あれ。
われわれを前へ前へとつき動かしていたのは、どうしてもエレファント島にいる仲間を救いたいという焼けつくような思いだった。もしも自分達のことだけを気にかけていたのだったら、結果は違っていただろう。雪の中を歩いていると、しかも空腹ならなおさらだが、ひどく疲れてしまい、眠ることさえできればもう何もいらない、という気になるものだ……。しかし、私は隊長であり、私を信頼して待っている仲間がいた。彼らを思うと、どれほど苦しくても前へ進まないわけにはいかなかった。この思いのおかげで、われわれはハリケーンの中を航海し、けわしい山々を這いずって登り、そして這いずって降りることができたのだ…。ついに捕鯨基地に着いたとき、どんな言葉でも表しようのない、気も狂わんばかりの喜びを感じたのは、仲間のことを思ったからだった。われわれは、自分たちが助かったというふうには感じなかった。ああ、これで仲間が助かった、と強く感じた。
南極横断を目指すのだけど、大陸到達すらかなわず、逆に1年以上も漂流…。
しかし、南極の過酷な環境の中にあって、全員生き延びたという奇跡!
記録をもとしたドキュメンタリータッチなので、ドキドキ感・臨場感はやや抑えめですが、
それでも十分おもしろいです。
第一次世界大戦の頃の話だから、相当、昔の話。20世紀初頭の話ですねぇ。
プロジェクトチームを率いるPMとしての観点で色々と示唆をもらいました。
そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還
●読書メモ
とりあえず目的地が決めれば、それで十分だ。そこに着いたら、次のステップを考えればよい。
生きのびたければ身軽になれ。非情になって物への愛着を断ち切れ。そして装備ではなく自分自身の野性を信じろ。シャクルトンはその場その場でしなやかに対応するというのを信条としている。あらゆる緊急事態に備えて、重い荷物をかついでいくのはおろかなことだ…。
それでもコックは陽気さを保っていた。
みんなは生きている。それに比べたら汚いことが何だというのだ。
つけたした板の継ぎ目には、マフラーをほどいた毛糸を詰めた。詰めた毛糸を固めるために、画家の油絵の具を上から塗りこめた。彼の工夫は賞賛に値した。
#ありあわせで目的を達成してしまう
不必要な危険を嫌い、考えなしのおふざけには断固反対した。
目に見えるきずな
生きのびるためにはお互いに協力する以外、道はないことを全員にはっきりと思い起こさせた。
全員が団結していてさえ、生きのびる可能性はほんのわずかなのだ。
#余裕のあるうちに先手を打っていく。
いかなる時にもユーモアを。
士気を保つためにうわべは平静をよそおった。「隊長はいつも快活で、あの人といると元気が出た。オレたちはやってみせる、ここから絶対脱出するぞっていう、そんな気になれた」誰一人、ボスの心痛には気付いていなかった。
クロノメーターというイノベーション
そのときが来たらいつでも船出できるように、準備にぬかりがあってはならない。
#人は生きる空しさから逃げるために忙しくする。人との豊かな関係が、豊かな人生を運んでくれる。
緊急事態に備えての訓練は十分積んでいたので、各自とるべき行動がわかっていた。
鳥がいるということは近くに氷のない海があるということだ。氷の割れ目でクラゲを見つけたが、これも海が近いしるし。
#兆候、印に気付く。
シャクルトンは最後まで残って全員が安全に渡り終えたのを確認した。
大きな問題をかかえ、寝ることもできなかったにもかかわらず、隊員一同機嫌がよかった。長いこと待たされたあげく、やっと行動に移れたからだ。…これまでは自分たちにできることは何一つなかった。それが今では、自分たちのために力をふりしぼって動いている。…希望にあふれ楽観的。
誰か一人が特に具合が悪そうになると、ボスは全員に熱いミルクを飲むように命じた。そうすればボスが熱い飲み物を本当に飲ませたい一人が休憩は自分のためだと気付かずにすむし、結局全員が、温かさと栄養を必要としていたのだ。
陸が近いしるしだった。みんなが歓声をあげた。
#しるしをみつける
苦も楽も平然と受け止め、決してくじけることのない、陽気な心に幸あれ。
われわれを前へ前へとつき動かしていたのは、どうしてもエレファント島にいる仲間を救いたいという焼けつくような思いだった。もしも自分達のことだけを気にかけていたのだったら、結果は違っていただろう。雪の中を歩いていると、しかも空腹ならなおさらだが、ひどく疲れてしまい、眠ることさえできればもう何もいらない、という気になるものだ……。しかし、私は隊長であり、私を信頼して待っている仲間がいた。彼らを思うと、どれほど苦しくても前へ進まないわけにはいかなかった。この思いのおかげで、われわれはハリケーンの中を航海し、けわしい山々を這いずって登り、そして這いずって降りることができたのだ…。ついに捕鯨基地に着いたとき、どんな言葉でも表しようのない、気も狂わんばかりの喜びを感じたのは、仲間のことを思ったからだった。われわれは、自分たちが助かったというふうには感じなかった。ああ、これで仲間が助かった、と強く感じた。
# by hony-b | 2009-03-24 17:05 | 本

